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父親がいないという事( 第一章 )

今から四十五年以上も前の事、小学五年の時だった。
保育園から一緒だった友達と、ケンカになった。 原因は、些細な事だ。

友達のワガママに私が意見したと思う。
意見と言っても、それは違うでしょう?という程度のものだ。

友達の家は金持ちで、幼い頃から親に何でも買ってもらえる環境にあった。
知らずと本人、友人関係でも自分の言ったことは、必ず通ると信じている。

言う事を聞かなそうと判断すると金でつる。
当時、私が使えるお金は、三日で十円か二十円ぐらいだった。

でも、その友達は一日に百円だろうが、五百円だろうが平気でお金を使っていた。
親から貰うお金は、無尽蔵だった。

喧嘩は遠く距離を置き、原因となった事への言い合い合戦だった。
私達は、間違っていないので筋がある。  

友達が黙った。しばらくして、開口一番言った言葉がいい。
二対二の対決だった。

「 そっちなんか一人、お父さんが居ない奴がいるじゃねえか!」
嘘でしょ。 そんな事、喧嘩で言うのかよ。

成人になった今でもその友達とは会う機会があるが、顔は笑っていても心は全く許していない。
だって君の汚い心を、保育園からずっと見ているのだから。


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